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NANIO PAGEへようこそ!

人生
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こんにちは!
僕の名前はNANIOって言います。
これから、このブログで、僕のこれまでの数奇な人生のエピソードを、赤裸々に告白していこうと思っています。
どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

人生、「七転び八転び」だった

昔、『ダーリンは〇〇歳』でお馴染みの漫画家・西原理恵子さんとお仕事をさせてもらったことがありました。

「キツネ目の男」と疑われた、アウトロー作家・宮崎学氏と西原さん、そして僕、NANIOが「任侠用語」を、実際の任侠の方々とお会いして教えてもらうという、ヒジョーにスリリングな取材をさせていただいたのですが、その取材旅行の道中、西原さんに僕の身の上話を色々と聞いてもらっていた時に、ふぅん、と話を聞いてくれていた西原さんが、ポソっとこう言ったんです。

「NANIOくんは、七転び八転びだね」

えっ!?
七転び八起き、じゃなくて〜?

そう面喰らった僕に、さらに西原さんのトドメの一発が。

「だってNANIOくん、全然起き上がってないじゃない、ふふふ」

…嗚呼、恐るべし西原センセの不適な笑み。
羽田から広島へと向かう飛行機の中の、ほんの1時間位の会話で、僕の「本質」を鋭く読み取り、そして言葉にしてしまったのです。

流石、ドクター・Tが入れ上げてしまうだけある切れ味ですねー。

そう、その通りなんです。
僕はいつだって転んでばかり。
転ぶために起き上がってんじゃないの? ってくらい、人生ここまで転びまくってきました。

叩けば埃がバンバン飛び散る座布団みたいな、いや、座布団というよりサンドバッグみたいな、そんなボッコボコな半生でしたよ。

一体どこをどう間違えば、こんなに転ぶことができるの?っていうくらいの、前人未到のすっ転び方をしてきちゃったもんで、もはやその時系列もあやふやになってしまっているんです。

でもね、これでも、大学生まではバラ色の人生だったんですよ。
自分で言うのもなんだけど、高校時代からイケメンで通ってたし、パンクバンドやってドラム叩いて作詞作曲もして、ついでに吹奏楽部にも入っちゃって、後輩の女の子をキャーキャー言わせて、完全にのぼせ上がってましたね。

「僕は、バンドだ。」

な〜んて思って、大学入ったらもう好き勝手やって、飲み会で女の子が隣に座れば、その子はお持ち帰らない方が失礼、なんて本気でやってましたからね。

もうやりたい放題。

きっと、周りの友達は、「アイツ、いつか地獄に落ちるぜ。…ってか落ちやがれ!」って、内心思われてたんだろうなぁ(^^;

そして、大学を1年ダブって卒業すると同時に、その呪いが、僕を一気に転落させましたね。

もう、文字通り盛者必衰。

思い上がりも極地に達したところで、時代はバブル崩壊を迎えました。
そして、僕のバブルも、一つ、また一つと、最初はパチン、パチンって感じだったけど、そのうちバチバチバチバチ!!!!!!!! っと大きな音をたてて弾け飛んでいったんです。

命を燃やしていたバンドは突然ポシャり、それと同時に違法薬物に手を染め、完全無欠のヤク中に成り下がり、「人間やめますか?」の本当の意味を悟りました。

みなさん、人間やめるって、廃人になるって言う意味だけじゃ無いんですよ。

人間やめる、それは、尊厳を失う事なんです。

全てをしゃぶり尽くした僕の前からは、だ〜れもいなくなった。
頬はコケ落ち、目だけがギロギロして、まるでゾンビのような風貌に、僕は変わってしまっていました。

それでもね、僕は人間やめようとは思わなかったんですよ。
こんなに大コケしてしまっても、どこかで、「ここで終わらせたくない」って思ってました。

転んでも、立ち上がれ!

そう思って、なんとかしてあっちの世界からこっちへ戻ってこようともがきました。

その結果。

僕は今、ここでこうやってブログを書いています。
とりあえず、あっちの世界からは無事戻ってきています。

26で薬物にハマって、30の時にスッパリ手を切ることができました。

僕のことを救ってくれる人が現れたんです。

…いや、違うな。
僕がその人を救いたいと、本気で思ったから、やめることが、いや、今もやめ続けることができていると言った方が正確かな。

まあ、とりあえずその人の存在あって、僕はかろうじて人間やめることはせずに済んだんです。

が。

その後、僕はその人が原因で、今度は一生モノのハンデを背負ってしまうことになるんですねー。

それが、今も抱えている「双極性障害Ⅱ型」という心の病。
あの、今をときめく「こっちのけんと」さんも同じ病と闘っていると、ご本人がおっしゃってましたね。

彼がどう言う経緯でこの病に罹ったかまでは知りませんが、僕は、あっちの世界からこっちの世界へ戻るチケットを手に入れた代償に、この病気をもらっちゃったのかもしれない。

まさに、七転び八転び。
起き上がっても、また転ぶ。
そして僕はこの後も、ず〜っと転び続けるのDEATH 笑

しかし。

転がる石は苔むさず、とも言います。

なんで僕は転んでばかりなんだろうと、くよくよ、ジトジトしてたって仕方がないでしょ。
だから、僕はこのブログを起ち上げました。

これから、ここでは、曖昧になった僕の七転び八転びの記憶をランダムに掘り起こして、自分の中の記録として残していこうと思ってます。

そしてそんな、見るも無惨な「記録」が、少しでも皆さんの心の琴線にふれ、何か一つでもお役に立ったなら嬉しいな、と思います。

本当に、叩けば埃バンバン出ますから、その埃が僕の唯一の財産だと思って、これから順次、カミングアウトしていきますので、皆さん、どうかよしなにお付き合いいただき、「コイツ、ほんととんでもねーな!」と笑ってやってくだパイ。

では、今回はこの辺で。
次回、いきなりダークな話しが飛び出すかもよ。ふふふ。

P.S.
今日お話しした、「人間やめますか」のエピソードは、小説として書籍化されました。
残念ながら、今はもう絶版ですが、中古本がAmazonで結構なプレミアついて売られていましたよー。
この本お話もいずれ詳しくお話ししようと思っています。

コメント

  1. こんにちは、これはコメントです。
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