1926年12月25日、「昭和」という激動の時代が幕を開けました。
そして、令和7年は昭和元年から数えて100年、つまり「昭和100年」となります。
この節目の年も、もういくつ寝ると明けますね。
そこで、今回は、昭和~令和のエンターテイナーの中から、代表的な10人を厳選し、これらの人物の功績についてサマライズしてみました。
その10人とは?
また、昭和と言えば絶対に外せない『エンターテインメント製造機』と言えば?
その辺りも交えて、これらが社会に与えた影響を分析し、昭和100年を総括してみました。
そして、この年末に見逃したくない「昭和100年記念特番」もご紹介します。
Check it out!
昭和100年・記憶に残るエンターテイナー10選
黒柳徹子(タレント)

テレビと共に歩んだ「国民的司会者」
戦後テレビ草創期からの生き証人であり、『徹子の部屋』は日本のテレビ文化の象徴です。その明るいキャラクターと長寿番組の実績は、誰の追随も許さない偉大な功績と言えるでしょう。
《昭和100年総括キーワード》
テレビ文化の確立と変遷
美空ひばり(歌手)

昭和を象徴する不滅の「歌姫」
戦後復興期から国民に愛された歌声と、波乱万丈の生涯は、国民の大きな関心ごととして度々テレビなどでも取り上げられてきました。ひばりさんの歌は世代を超え、高い訴求力があります。
《昭和100年総括キーワード》
戦後復興の希望と歌謡曲の黄金時代
大谷翔平(野球選手)

世界を熱狂させる現代のスーパースター
現在進行形で世界最高峰の活躍を見せており、その驚異的な才能と誠実な人柄は常に、国民の注目の的です。彼の一挙手一投足は常にニュースになる。存在自体が偉大すぎます。
《昭和100年総括キーワード》
グローバル化と規格外の挑戦
手塚治虫(漫画家)

「漫画の神様」として文化の基礎を築く
日本の漫画・アニメ文化の父であり、世界に誇る日本のソフトパワーの源泉です。彼の作品映像と共に、創作への情熱的な生涯は、令和の今でも語り継がれ、変わらぬリスペクトを寄せられる存在です。
《昭和100年総括キーワード》
漫画・アニメ文化の創造と世界進出
明石家さんま(タレント)

お笑い怪獣、テレビを代表するコメディアン
昭和・平成・令和を通じて常にテレビの第一線で活躍し続けるお笑い界のトップランナーです。さんまさんのトーク術と圧倒的な存在感はテレビ番組の視聴率を支え続け、まさに昭和100年を代表するタレントと言えるでしょう。
《昭和100年総括キーワード》
お笑いの進化とTVエンターテインメント
吉永小百合(俳優)

日本映画界を代表する「永遠の清純派」
デビュー以来、常に第一線で活躍し続ける「大女優」です。その変わらぬ美しさと社会的な発言は常に注目され、国民的な人気を誇ります。
《昭和100年総括キーワード》
映画産業の隆盛と社会派俳優の存在感
黒澤明(映画監督)

世界のクロサワ、日本映画の世界的評価の確立
『羅生門』『七人の侍』で世界的な名声を獲得し、日本文化の地位を高めました。映画人としてのスケールの大きなエピソードも多く、その人生そのものがエンターテインメントだったと言えるでしょう。
《昭和100年総括キーワード》
日本文化の世界への発信
イチロー(野球選手)

ストイックな求道者としての魅力
メジャーリーグでの偉業に加え、独特の哲学や名言は、スポーツ番組以外でも人間学として取り上げられます。引退した今もなお、イチローさんの存在感は衰えることがなく、どこまでも一流のエンターテイナーとして君臨し続けています。
《昭和100年総括キーワード》
プロフェッショナリズムと日米の架け橋
坂本龍一(ミュージシャン)

世界で活躍した音楽家
YMOでの活動から、アカデミー賞を受賞した『ラストエンペラー』の音楽まで、その功績は国際的でした。「教授」と呼ばれた知的なイメージと多彩な活動は、現代においてもなお多くの層にアピールする説得力があります。
《昭和100年総括キーワード》
ワールドワイドな音楽活動と社会貢献
志村けん(コメディアン)

世代を超えて愛された「コメディ王」
『8時だョ!全員集合』や『志村けんのだいじょうぶだぁ』で国民的な人気を博しました。「アイーン」などのギャグは老若男女に知られています。新型コロナウイルスによる急逝は日本社会に大きな衝撃を与え、改めてその功績が再評価されました。
《昭和100年総括キーワード》
国民的コメディとエンタメの力
総括:100年のエンターテインメントを映し出した「テレビ」

この100年間は、「戦争からの復興(美空ひばり)」から始まり、「テレビという新たなメディアの確立(黒柳徹子、明石家さんま、志村けん)」、そして「世界的な文化・スポーツの発展(手塚治虫、黒澤明、坂本龍一、イチロー、大谷翔平)」へと向かう道のりだったと言えます。
戦後の日本国民は、エンターテインメントやスポーツの中に希望や夢を見出し、日々の生活の活力にしてきました。
ご紹介した10人のエンターテイナーたちは、メディアの発展とともに国民的スターとなり、良くも悪くも、その時代の価値観や社会の変化を映し出す鏡のような存在だと思うのです。
そして、今でこそネット社会となってはいますが、「昭和」と言えば「テレビの隆盛」を外して考えられません。
テレビは、人々に共通の話題と価値観を提供し、グローバル化の進行とともに、日本人が世界で活躍する姿を日常的に見せるようになりました。
技術革新や社会情勢の変化は絶え間なく続いていますが、テレビを核とした、人々の心を掴む「エンターテインメントの力」は、この100年間、常に日本の歴史を語る上で欠かせない要素であり続けたと結論づけて良いかと思います。
付録;「昭和100年」記念日にO.A.される、必見の年末特番
「昭和元年」の幕開けとなったのが12月25日でした。
そこからちょうど100年の2025年12月25日(木)にオンエアとなる「昭和100年特番」を、最後にご紹介します。
これを見て、「それぞれの昭和」を振り返って、あるいは学んでみてはいかがでしょうか。

◎『昭和100年の総決算今夜決定!全国1万人が選んだ100年先も残したい昭和の名曲』
(テレビ朝日系 18:00~)
◎『池上彰×加藤浩次 昭和100年SP 決定的映像!心に刻まれた100人~みんな見ていたあの瞬間~』
(フジテレビ系 18:30~22:48)


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