俳句や、絵画などを題材に、芸能人の「隠れた才能」が開花する人気番組『プレバト』。
特に俳句では、梅沢富美男や千原ジュニア、フジモンことFUJIWARAの藤本敏史など、ずば抜けた才能が生まれていますよね。
2025年11月27日の回では、大河ドラマ俳優の柿澤勇人(かきざわ・はやと)さんが、俳句に初挑戦。
人間国宝の祖父、蘇祖父を持つ、厳格な芸能一家に育った柿澤さん、俳句の腕前はどれほどなんでしょうか。
果たして、夏井先生も絶賛するような一句を、柿澤さん、詠めるか?
今回は、そんな柿澤勇人さんをクローズアップし、果たして俳句の才能は如何に?というイメージを膨らませていきたいと思います。
高1の時に観た『ライオンキング』が人生を決めた
柿澤勇人さんは1987年10月12日、神奈川県生まれ。
少年時代は、プロサッカー選手に憧れ、サッカーに明け暮れる日々を過ごしていました。
俳優を目指すきっかけになったのは、高校1年の時に観た、劇団四季の『ライオンキング』。
このミュージカルで「自分もシンバをやりたい!」と思い、劇団四季入団を目指して勉強を始めます。
しかし、家族はこれに猛反対。
それもそのはず、何せ柿澤さんのお祖父様は三味線奏者の、ヒイお祖父様は浄瑠璃の、それぞれ人間国宝であるという芸能一家。
だからこそ、役者の道は「サッカーで日本代表になって活躍するよりも難しいぞ」と言われてしまうのでした。
そんな猛反対にもめげず、2007年に倍率100倍以上の狭き門を突破し、見事劇団四季の研究所に入所します。
そして同年、『ジーザス・クライスト=スーパースター』でデビュー。
また翌年には、念願のシンバ役を射止めます。
ただ、その舞台では十分な演技が出来ず、たった一度きりの出演で稽古場に戻されてしまったといいます。
しかしそれでも大きな期待を背負って稽古に励み、別の舞台で主役を務めるなど、紆余曲折を繰り返しながら成長していく中、本場・ブロードウェイのスタッフと仕事をしたことが、柿澤さんにとっては大きな刺激となりました。
そして、「もっと色々勉強や経験をしなくては」という思いから、2009年に劇団四季を退団します。
三谷幸喜さんとの出会いで、活動の幅が広がる
退団後は大学に戻って、すぐにニューヨークに行きました。今の事務所に入ったのも、映画やドラマなどミュージカル以外のことをやってみたいという思いからでした。
(『ENCOUNT』2024.09.17より引用)
この言葉通り、退団後の柿澤さんは、舞台、映画、ドラマと活動の幅を拡げていきます。
しかし、20代の頃は、いつも胸に焦りと葛藤を抱えていたといいます。
「ちょうど『僕はミュージカルしか向いていないんだろうか』と葛藤していた頃でした。それももちろんすごくすてきなことだと思っていますが、僕はそれだったら劇団四季を退団する必要がなかったのではと考えてしまうんです。
そんな風に思い悩んでいた時に、三谷さんと出会ったんです。」
(『ENCOUNT』2024.09.17より引用)
三谷幸喜さんとの出会いは、柿澤さんにとって公私にわたって飛躍のチャンスとなりました。
2019年に、三谷さんの舞台『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』の主演を任されます。
さらに2022年には、神谷さん脚本のNHKの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で、源実朝役で出演しています。
「あの作品(鎌倉殿の13人)は芝居に対して超がつくほど実直な役者さんばかりが集まった現場だったので、自分はそれを求めていたんだなとあらためて自覚したというか。こういう場所で戦っていきたいと強く思いました」
(『オレンジページnet』2025.5.24より引用)
三谷幸喜さんとの出会いによって、より自分らしく、ずっとイメージしていた仕事ができるようになったという柿澤さん。
今では、三谷さんとはプライベートでもよく会ったり相談を持ちかけたりする間柄で、ここ2年くらいは、三谷さんの自宅で年越ししているそうです。
神谷さんの方から「これは恒例行事にしましょう」と言ってもらっているそうなので、今年の年越しも、三谷さん宅で過ごすのでしょうか。
今後は役者以外での活躍にも期待

このように、役者としての実績をどんどん膨らませていっている柿澤さんですが、最近は、俳優業以外での活動も活発になっているようです。
例えば、2024年9月13日に発売となった、初の写真集『untitled』などは好例です。
36歳にして初めての写真集となりましたが、最初のうちはオファーをお断りしていたそうです。
でも、1年を密着で撮影するというコンセオプトに合意しての撮影となり、出版された写真集は、ご本人も納得の1冊となったようです。
「こんな瞬間を撮ってくれていたんだという写真が多かったです。『こんな顔してるんだ』と感じることも多くて、自然体な姿に『我ながらいいな』と思っちゃいましたね(笑)。
1枚1枚すべての写真にエピソードがあるので、この時こういう風に思っていたなとか振り返ることもできるので面白いです」
(『ENCOUNT』2024.09.17より引用)
柿澤さん、個性的なイケメンフェイスなので、写真映えするんじゃないでしょうか。
そして、来年、2026年には、新たな試みもオープンになりますよ。
『カキンツハルカ』という、ウエンツ瑛士さん、木南晴夏さんと共に結成した音楽ユニットがいよいよ始動。
ミュージカルナンバーからポップスまで、幅広い楽曲を、ジャンルを超えた表現力と圧巻の歌唱力で紡ぐライブショーが、大阪、神奈川、愛知、三重、と約1ヶ月にわたって繰り広げられます。

そのイベントを盛り上げるためにも、11月27日の『プレバト』では、ゼッタイに「才能アリ」を獲得したいところです。
いよいよ、「新たな俳句の逸材」が誕生する!

曾祖父と祖父が人間国宝。そして柿澤さんが大河ドラマで演じた源実朝は、和歌に秀でた偉人です。
これは、柿澤家の家名と自分の役柄に恥じない、梅沢富美男が嫉妬し、夏井いつき先生も思わず「直すところはございません」と評してしまうような、流麗な名句を詠んで欲しいところ。
あわよくば、「初登場にして特待生」を狙って欲しいです!
というのも、今回プレバトのテレビ欄には「俳句で新たな逸材が誕生!」という見出しがついているんです。
これって、もしかすると柿澤さんのことなんじゃないかと、僕は踏んでいます。
というのも、今回、俳句コーナーに参加するのは、柿澤さんをはじめ、ACEesの浮所飛貴さん、フリーアナウンサーの永島優美さん、さや香の新山さん、そしてこちらも俳句初挑戦となるふくらPさんの5名。
5人とも、それぞれにどうしても才能アリじゃないといけない「理由(ワケ)」があるようなのですが、それにしても、「新たな逸材が誕生」ということになると、やっぱり期待してしまうのは、「初挑戦にして特待生!」くらいの衝撃が欲しいところですよね。
なので、そうだとすれば、ここはやはり、人間国宝家系で、歌人として名を馳せた源実朝役もこなした、柿澤さんであってほしいと、ついつい願っちゃうんですよねぇ。
どうでしょうか?
ここはひとつ、柿澤勇人さんにベットして、番組を楽しもうじゃあ~りませんか!


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