第6話で早くも夢の「有馬記念」!? 今後のキーパーソンとは?
「週末、何する?」「ウマでしょ!」…と、林修センセは言っていますが、今、ちょっと別な意味で「ウマ」が盛り上がっています。
そう、毎週日曜の夜9時から放送されている『ザ・ロイヤルファミリー』が面白い!
それは、「競走馬」を巡って、さまざまな思いと人間模様が折り重なる、ヒューマン&ホース…、いやホース&ヒューマンな物語。
馬一頭を巡って、一億二億、そしてもっともっと壮大なマネーと欲望が動く世界で繰り広げられる、果てしなく愚直にして、果てしなくロマンチックな人間ドラマが繰り広げられ、夢と現実が縦横無尽に交錯するという、かつてない「人馬一体」ストーリーが展開される、これぞTBS日曜ドラマと称賛するに相応しい作品です。
…ってハァハァ。一文が長いっての 笑
でも、そうなっちゃうくらい濃厚で魅力的な展開が毎回待ち受けているので、これはもう日曜の夜はお家で手に汗握っちゃう視聴者急増していること間違いなし。
ところが。
ここまで僕などは、1話ごとに熱くなってしまって、「これはきっと、実際の有馬記念とドラマが重なるのか!」などと予想していたのですが。
あれほど佐藤浩一演じる山王耕造が夢に見た「有馬記念で優勝!?」の展開が、まだ展開半ばの第6話で訪れるとな。
「えっ!? もうクライマックスなの?」
なんて思って、こっちがあたふたしてしまう始末。
さて、このドラマ、いったい後半戦はどうなってしまうのか。
その展開を握るカギ、それは、主人公・栗須栄治(妻夫木聡)の元恋人で競走馬の生産牧場を営む野崎加奈子に託されているのではないかと、僕は勝手に想像しています。
そこで今回、加奈子役を演じる松本若菜さんに注目してみました。
松本若菜さんプロフィール
松本若菜さんは、1984年2月25日生まれ、鳥取県米子市出身の俳優さんです。
15歳の時に、地元米子駅前で、奈美悦子さんとその事務所の社長に偶然出会いスカウトされるも、当時は「門限7時」という厳格な家で育っていたため一度は芸能界入りを断っています。
しかし、やがて自分の可能性を追い求め、自ら奈美悦子さんの事務所に電話し直したという経緯があります。
そうして22歳の時に上京し、バイトをしながら演技のレッスンに励み、翌年には初めて受けたオーディションで、見事合格を勝ち取ったという頑張り屋。
最近では、ドラマ『Dr.アシュラ』で、ホットラインよりも先に「来る。」と、難題を抱えた急患が搬送されてくることを予知し、どんな命でも救おうとする果敢な救命医・杏野朱羅を演じたことが記憶に新しいですが、あの時にも感じた若菜さんの目ヂカラは、こんな頑張りっぷりゆえのものなのかもしれません。
そもそも若菜さんが、この『ザ・ロイヤルファミリー』で栗須栄治の元カノという役で出ているということは「これは何かタダモノではない役どころなのかもしれない」と直感していたんです。
そして、第5話では、父親と二人で営む「ノザキファーム」の最後の隠し玉であるサラブレッド、のちに「ロイヤルホープ」と命名される荒馬にして駿馬を巡って、栄治との仲が再燃!? という展開にもなっています。
故に僕は、この栄治と加奈子が、このドラマの今後の大きな軸となっていくと踏んでいるのです。
馬を介して人と人とがつながる世界を知ってほしい
『ザ・ロイヤルファミリー』は、競馬の世界を舞台に、馬に魅せられ、馬に夢と情熱をかけた人間たちが、それぞれの「つながり」を基軸にして次々に奇跡を起こしていく、人間と競走馬の20年にわたる壮大なストーリーが進行中。
その基軸となる駿馬、『ロイヤルホープ』を育てたのが、今回、ノザキファームの後継・野崎加奈子の父親。
加奈子の父は、その「この馬で勝ちたいと思う馬主が現れない限り、この馬は売らない」と固く決意し、その熱い想いゆえに自分を追い込んでしまっていた。
そんな父を尊敬しながらも、ノザキファームの行く末を憂いていた加奈子の前に、突然再び現れた元彼の栄治。
偶然なのか、それとも運命的再会を果たしたのか。いずれにせよ、今の栄治は、「馬」が繋げてくれた加奈子の救世主だったのかも?
…というのが今回の松本若菜さんの役どころ。
優駿の里としても有名な、北海道・日高の牧場で実際に撮影を行なった若菜さんは、どんな感慨を得たのでしょうか。
「お馬さんそれぞれにも個性がありますし、私たち撮影隊が極力最少人数だったんですけど、お馬さんを驚かせないように配慮して撮影しました。本番は本当に感動的なシーンになっていたので、私たちとお馬さんとのつながりを感じた瞬間もありました」
(Yahoo! News 「encount」10/19(日) 8:44配信より引用)
そして、シングルマザーとして母親である一方、牧場で父親と二人、分刻みの仕事をこなす野崎加奈子という女性像についてはこう話しています。
「本当に大変なんですよ。しかも、加奈子は子どもがいて、父と2人での経営ですから、ものすごく大変なことなんだと思いました」
(Yahoo! News 「encount」10/19(日) 8:44配信より引用)
また、元恋人、栗須栄治との10年ぶりの偶然の再会というシチュエーションについては、こう語っています。
「10年ぶりに再会して、気持ちとしては気まずさとうれしさが半分ずつあって、実はこの2人には長い歴史があるんだなと視聴者の方に思ってもらうように意識していました」
(Yahoo! News 「encount」10/19(日) 8:44配信より引用)
つまり、このドラマ、今でこそ人材派遣会社「ロイヤルヒューマン」の社長であり、馬主である山王耕造(佐藤浩一)が際立っているけれど、次回・第6話は、その耕造がロイヤルホープとともに引退!? という展開が用意されています。
もしその予告通り耕造が引退、ロイヤルホープも引退となれば、残り後半の展開は、自ずと耕造の右腕である主人公・栗須栄治に重点がかかっていくと想像できます。
ならば、栄治と加奈子の関係性も、どんどんクローズアップされていくに違いありません。

エリザベス女王杯から有馬記念へ、ひとっ飛び!
ところで。
実は、僕がかつて在籍していた会社の元社長も、現役の馬主さんなんです。
僕らのような一般人と馬主さんでは、このドラマの見え方も違うんでは無いかと思い、取材を申し込んだところ、気さくに答えていただけました。
まずこのドラマ、どこまで現実的なのか? と尋ねると、
「う〜ん、細かいところは違うけど、大体あんな感じだよ」
とのこと。
そう言えば、僕の恩師の社長も、どこか山王耕造社長に通じる気質というか、気概みたいなものがある方なんで、その人が大体合っていると言うなら、概ねこんな、ロマン溢れるけど泥臭さもある、ドラマチックな世界なんだなぁと、また想像が膨らんでしまいます。
また、やっぱり馬主として、民に選ばれし馬しか走れない「有馬記念」で優勝するというのは夢ですか? と尋ねたところ、
「そりゃ夢としてはあるね。今は自分の買った馬を種馬にして、その馬から生まれた子供たちに夢を託しているタームに入っているけどね」
と、なんだかドラマを見ていて馬主気分になっているから余計リアルに感じてしまうお答えが返ってきました。
競馬っていうのは、僕らのように馬券を買う側だけってわけじゃない。
その馬券が実りあるチケットになるべく、日々地道に馬を育てたり調教したりする人たちがいる一方で、そういった人々の「夢」を一手に受け止めて走る「優駿」を見出すためにビッグマネーを動かす人もいるんだなと。
う〜ん、なんか今日は一際感慨深いなぁ。
奇しくも、第6回が放送される日は、G1レースの「エリザベス女王杯」の開催日。
これはひとつ、僕も大きな夢を馬券に乗せてみましょうかね。
2025年11月16日(日)は、お昼は武豊のエリカエクスプレス、ルメールのステレンボッシュ、そして今回穴馬として注目されているセキトバイーストを添えて、地味〜に三連複一点買いで楽しんでから、夜は『ザ・ロイヤルファミリー』で一気に有馬記念へと飛ぼうと思っておりますDEATH(^^)v


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