みりちゃむの保護猫愛から見えてくる、令和のギャルマインド

バラエティ

みりちゃむの猫への本気度、まじパない!


「猫と暮らすって、その子を一生、最後まで責任を持って愛すること。当然お金がかかりますよね。だから私、今は完全に猫のために働いています(笑)。」

(大日本印刷株式会社刊・『猫びより』2025秋号「interview私と猫」より引用)

元eggモデルで、口喧嘩や罵倒がエグい!と話題のギャルタレント、「みりちゃむ」こと大木美里亜さん。

そのみりちゃむさんのもう一つの顔が、日テレ系列で放送されている動物ガチ恋バラエティ『嗚呼!!みんなの動物園』の注目コーナー企画を通じて垣間見られます。

実はみりちゃむさん、大の猫好きで、それが高じて今では本業をこなしながら、個人で猫の保護と譲渡活動に取り組んでいるんです。

その活動がいま、相葉雅紀さんがメインMCを務める『嗚呼!!みんなの動物園』でクローズアップ。

みりちゃむさんが住宅街の倉庫で保護した、元野良猫の『うみ』とその子どもたち、合わせて5匹のお世話をするというコーナー企画が高い評価を得ています。

芸人を罵倒し倒すキャラで人気を博したギャルタレントが併せ持った、動物愛に溢れる新たな一面に、僕などは真の「ギャルマインド」を見出さずにいられません。

そんなみりちゃむさん、一体どんな女性なのでしょう。

みりちゃむさんが「猫ギャル」へと変貌した経緯を紐解きながら、彼女から溢れてくる「令和のギャルマインド」について考察したいと思います。

罵倒ギャルから猫ギャルへ。みりちゃむプロフィール

みりちゃむさんは、ギャル系女子のバイブル雑誌『egg』の元モデル。

2018年6月から、2024年4月27日に自身のインスタグラム(@mirichamu_0710で卒業を発表するまで約6年間、egg専属のモデルとして人気を博しました。

そして、egg卒業後はタレントとして活動の幅を広げています。

NHK連続テレビ小説『おむすび』に、平成ギャル・真島瑠璃(ルーリー)役で出演し人気を集めたかと思えば、Netflixの『罵倒村』で、持ち前の口喧嘩キャラを炸裂させるなど、自由奔放なキャラクターで好評を博しています。

一方で、その猫好きぶりも自身のYouTubeチャンネル『みりちゃむChannel』で公開し、世の猫派からも大きな共感を得ており、それが『嗚呼!みんなの動物園』の企画に結びついたと言えるでしょう。

猫の名前は、みんな食べ物!?


初めてうちに来た猫は、パン粉(猫の名前)です。4年半前に地元の神社の脇道で車に轢かれそうになっているところを、父が保護して連れて帰ってきたのがきっかけ。キジシロの男の子で、当時は生後2ヵ月程度でした。

(ヤマト運輸公式note『キミとねこ。―みりちゃむと5匹の猫―より引用

みりちゃむさん家の猫ちゃんたちは、総勢5匹。

先住のワンちゃんと合わせて、6匹の犬猫と暮らす、賑やかな家庭です。

なぜ急に猫が増えたかというきっかけが、この「パン粉」という、猫の名前としてはちょっと可哀想な気もする猫が発端です。

そしてここから、みりちゃむ家の猫猫生活はエスカレート。

どこかに猫いないかな、なんて思いながら生活しているうちに、色々なところから「猫レスキュー」話が舞い込んでくるようになっていったと言います。

ユニークなのは、その猫たちの名前。

先住のワンちゃんは「こむぎ」、そして猫たちには、家族になった順番に「パン粉」「てんぷら」「おむすび」「しらす」「あげだま」と、食べ物の名前で統一されています。


何故こんな名前をつけたのかは、みりちゃむのみぞ知る!?
とは言えこのネーミングセンス、これもギャルならではの自由奔放なマインドゆえなのかもしれませんなぁ、とおじさんの僕などは思ってしまうんですが、いかがでしょう?


保護活動をするようになったのは、てんぷらが家に来てから。友人たちから「助けて」と連絡がくるようになったのが、そのあたりです。最初はわからないことも多かったのですが、SNSで保護活動をしている人や、保護猫カフェで働いている人たちにいろいろ伺って、少しずつ知っていくようになりました。

(ヤマト運輸公式note『キミとねこ。―みりちゃむと5匹の猫―より引用

番組内で預かる猫家族は、「海」つながり

一方、『嗚呼!!みんなの動物園』では、この家族とは別に、保護猫預かり生活もスタートさせています。

みりちゃむさん自身が番組内でレスキューしたキジ猫の「うみ」一家5匹を預かり、人に慣れさせるために奮闘しています。

こちらの猫家族には、うみママから連想し、子猫たちにはそれぞれ「めかぶ」「もずく」「さんご」「ほたて」と名づけました。

実は、うみママも、預かり生活をスタートさせた時点では生後8か月とまだまだ若かったそうです。

それでも必死に子どもたちの世話をする姿を見て、

「小さいのにママしてるの偉くない?人間で言うと、17歳でママになっちゃいましたみたいな」

(『entax』より引用)


と、ヤングママ猫にギャルマインドに通じる強さを見出しているようです。

ギャル友参戦で、人慣れ大作戦に新展開!?

そんな「うみ」一家を、みんな幸せになれるよう人慣れさせ、里親を探したいとがんばるみりちゃむさんに、2025年11月15日放送の回では、満を持して大親友ギャルが参戦するとか。

中学時代からの大親友のギャルが、みりちゃむ家に電撃来訪!

そこで繰り出されたまさかの展開!が見どころとなっているそうです。

ギャル友効果で、みりちゃむさんと、警戒心が強いうみママが急接近する、というのです。

僕も昔、人慣れしない猫を飼っていましたが、本当ににゃんこはムズカシイ!

無理に抱き寄せても嫌がって引っかかれるばかりだし、かと言って距離感が縮められないっていうのはどうにも寂しすぎる。

いつも、猫の様子を窺いながら、猫のキモチを必死で理解しようと心がけてはいましたが、あと一歩、理想には届かないままでした。

それが、一気に距離を縮めてしまう、ギャル友が巻き起こす「まさかの展開」って一体!?

物事に動じず、自分サイコーを貫くギャルのマインドは、猫の気持ちをも変えてしまうのか?

う~む、これはちょっと、世の猫大好き、だけどウチの子懐かないのよねぇ…、なんてお悩みのアナタも、この回は見逃せないかもしれませんよ。

やっぱりギャルって無敵だと、思い知らされる瞬間を楽しみにしようではありませんか!

結論。猫とギャルのマインドは同じなのかもしれない。

ここまで、猫ギャル・みりちゃむさんの、猫好きすぎて助けちゃうまでやっちゃうギャルマインドを考察してきました。

ただし、みりちゃむさんはこう言っています。

「自分のキャパ以上の無理をしたら、猫たちの幸せにはならない。」

(大日本印刷株式会社刊・『猫びより』2025秋号「interview私と猫」より引用)

そう、彼女たちギャルは無理をしない。

そして、猫たちも。

ただし、無理はしないけれど、物事に積極的に向き合っていくのがギャルマインドだと感じました。

そして、猫たちもまた、生きるため、生き抜くために鳴くんです。

「にゃー」って。

ただ、オトナの猫が「にゃー」と鳴くのは、人間に向かってのみだとも言われます。

人間と暮らすようになった猫が、子猫の時の母猫への鳴き声を人間に向けて使うようになったと考えられています。

猫たちは、生きる術として「にゃー」と鳴く。

それが出来ない猫は、人に向かって「しゃー」と威嚇するんです。

そんな、敵意むき出しの猫たちの「しゃー」に寄り添うめには、その裏の「弱さ」を理解する必要があると思います。

もしかしたら猫たちにとって一番「素」を出しやすい存在、それが、自分を貫くマインドを持っているギャルなのかもしれませんなぁ。

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